ハーレーダビッドソン 経営再生への道
トップダウンから全員参加型経営へ  
業績の悪化、旧態依然の保守的思考、カリスマリーダーなし、
ーーいかに復活を成し遂げるか?


Rich Teerlink / Lee Ozley 著 伊豆原弓 訳
定価:2200円+税 四六判上製  336ページ ISBN4-7981-0061-7

元CEOが経営危機回復から社内変革を遂げるにいたるまでの成功の秘訣を語る!米国を代表するオートバイ・メーカー、ハーレーダビッドソン社は、1960年代以降危機的な状態にあった。80年代後半〜90年代にかけ、始めは強力なリーダーシップで、その後全員参加への変革をとげ、見事経営を再建させた。この改革をいかに成し得たか、また改革の失敗談およびそこから得られた教訓もあわせ、当時の社長とそれを支えたコンサルタントが書いた当事者の生の体験が綴られている。(Original Title:More than a motorcycle the leadership journey at Harley-David [ Harvard Business School Press ])
「旧態依然とした保守的な企業が、強烈な指揮官タイプのCEOもなく、 同じような人間ばかりの集まりで強力なマーケティングを展開するには、 どうしたらいいだろうか。 低コスト化が進み、企業と顧客のコミュニケーションが高速化し続けるこの時代に、本書は本質的なメッセージを伝えてくれる。 みずからの製品に情熱を傾け、その情熱を顧客と分かち合う方法を知っている人びとは、なによりも力強い競争上の武器となる」

マサチューセッツ工科大学教授、『最強組織の法則』著者  ピーター・M・センゲ

「ティアリンクとオズリーは、組織全体のなかに 本物の変革リーダーを育てるための科学的かつ実践的なガイドを示し、 持続的な変化を起こすには企業幹部だけでなく 全員の参加が必要であるとの考えを強力に打ち出している。 ハーレーダビッドソンの物語は、 改革にあえぐすべての企業にとって、よき刺激となるだろう」

フォード・モーター・カンパニー社長兼CEO ジャック・ナッサー
 
「このユニークな本は、これまでに読んだリーダーシップと 経営に関する本のなかで間違いなく最高の部類に入る。 人材の能力と参加に関する見識があり、 人間を心から尊重する人でなければ、この本は書けなかっただろう。」

『リーダーシップの真髄』著者 マックス・デプリー

「組織変革の真実を語る本にようやく出会った。 この豊かな物語は、恐怖、過ち、協力、成功を伝え、 実際に変化が起きる過程を示している。 本書のなかで光を放つのは、本物の旅と、そのために求められるもの、 すなわち謙虚さ、学習、共同体、愛情、他者の参加である。」

『Leadership and the New Science』著者、『A Simpler Way』共著者 マーガレット・J・ホイートリー

「ハーレーダビッドソンの変革に関するこの誠実、 詳細、魅力的な記録は、組織変革をなし遂げようと 奮闘しているあらゆる人にとっての必読書である。」

スタンフォード大学経営大学院組織行動学教授、『人材を生かす企業』著者 ジェフリー・ペッファー

「本書は、組織の変化と継続的な向上を実現するための 強力なアイデアを簡潔明瞭に語り、 幅広いビジネスに応用できる必読書となっている。」

USXコーポレーション会長兼CEO トーマス・J・アッシャー


「アメリカの象徴の変革に関する みごとな教訓がこめられたすばらしい話である。 本書は、効果的な組織変革に関心のあるすべての人にとって必読の書である」

南カリフォルニア大学組織活性化センター所長 エドワード・E・ローラー


「本書は、アメリカの大手企業とその人びとによる勇気ある複雑な変革を 誠実に見つめたものだ。ここではハーレーダビッドソンが 取り上げられているが、二一世紀に生まれ変わり、 成功したいと願う組織は、ティアリンクとオズリーから多くを 学ぶことができる。」

PACE国際労働組合国際組合長 ボイド・ヤング

週刊東洋経済 2001/09/29

日本企業の多くは、現在早急な「構造改革」が必要であり、もう残された猶予はほとんどない。だからこそ、原点に立ち返って変革の マネジメントの本質を学ぶ必要があるのではないだろうか。経営者をはじめ多くのビジネスパーソンにぜひ読んでいただきたい。

日経ビジネス 2001/09/03

旧態依然とした保守的な企業が、活気あふれる企業へと変化していく過程が興味深い。
 
 
リッチ・ティアリンク
1999年にハーレーダビットソンの会長兼CEOを退くまでの18年間に、最高財務責任者、社長、最高経営責任者、取締役会会長を歴任。現在、ハーレーダビッドソン、ジョンソン・コントロールズ、スナップオン・インコーポレーテッド、ベリング・トラック・コーポーレーションの取締役。各国の企業組織で講演を行い、各種の事業組織や地域組織に積極的に参加している。
リー・オズリー
30年にわたって80以上の企業に対してコンサルティング・サービスを提供してきた。顧客は、ハーレーダビッドソン、カミンズ・エンジン、ナショナル・スチール、エア・カナダ、ロッキード・マーティンを始め、小規模な家族経営企業から大規模な製造企業まで多岐にわたる。多数の記事を執筆。現在は非常勤となり、小数の顧客と取引する一方で、業界団体、大学などの組織向けに講演や講義を行っている。
 
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