Visual Basicマガジン6月号
付録CD-ROM収録ファイルへのウィルス感染誤認の情報
97.6.2 編集部
過日,読者より弊誌97年6月号付録CD-ROM収録のデモプログラム「eee(トリプル-e)」(株式会社ウッドランド シーダ事業部)をインストールしたところ,マカフィー・ジェード株式会社のウィルス検出ソフトウェア「VirusScan」によって,ウィルスが検出されるとの情報をメールにていただきました.
編集部にて緊急に調査を行ない,最終的にマカフィー・ジェード株式会社に調査を依頼したところ「VirusScan」の誤認であるとの回答をいただきました.同社の承諾をいただき,回答文書をここに掲載いたします.
マカフィー・ジェード株式会社の回答文書(JPEGファイル)
このデモプログラムは,97年6月3日発売のVBマガジン7月号付録CD-ROMにも,継続して収録いたしておりますが,ウィルスの感染はしていないことを,ここにお伝えさせていただきます.今後,このようなこと(そしてウィルス感染したファイルを収録するようなこと)の起こらぬように,細心の注意を持ってCD-ROMを作成して行く所存であります.皆様のご理解のほど,よろしくお願いいたします.
最後になりますが,貴重な情報をお寄せいただいた皆様,私どもの調査依頼にご協力いただいたマカフィー・ジェード株式会社に,この場をお借りして篤く御礼申し上げます.
[備考]
- ・「VirusScan」によって誤って検出されるウィルスのタイプと検出されるファイル
- ウィルスのタイプ:DAME(Dark Angel M.E.)
- ファイル:ae_rsmr.bas,ae_proc.basの2つのファイル
ウィルス誤認続報
今回の一件に関しまして,アプリテック株式会社のコメントが,以下のリンク先よりご覧になれます.
アプリテック株式会社のWebページへ>
- また,マカフィー・ジェード株式会社より以下のようなコメントをいただいております.このほか,同社より,コンピュータウィルスに関するご寄稿をいただける予定です.
- McAfee-JADE社のVirusScan Ver3.0.0J for Windows95(以下VirusScan)において,Visual Basicマガジン6月号のCD-ROMに掲載された「eeeMANDALA」の「ae_proc.bas,ae_rsmr.bas」の2つのファイルを「DARK ANGEL M.E」ウィルスが感染していると警告が出ることが報告されています.
当社において詳細に検査した結果,この2つのファイルはコンピュータウィルスに感染していないことが判明しました.また,1997年5月の最新のウィルスデータベースを使用した場合でも,VirusScanが「ae_proc.bas」「ae_rsmr.bas」のコードを誤って「DARK ANGEL M.E」ウィルスと認識し警告を出します.
この2つのファイルはコンピュータウィルスに感染してはおりません.警告が出た場合でもコンピュータウィルスに感染してはいませんので安心してご使用ください.
もし警告が出てしまう場合はVshieldの設定でプログラムファイルのみの設定でVirusScanをご使用ください.誤認警告は出なくなります.
現在,当社においてウィルスデータベースの修正作業を緊急に行なっております.今しばらくお待ちください.
今回の誤認警告によりご迷惑をかけた方々に対して深くお詫びするとともに修正,情報提供に多大なご協力を戴いたことに深く感謝いたします.(97年6月10日.電子メールにてのコメント)