Outlook 2000のVBA

 Office 2000になって、Outlook 2000にもVBAが搭載されました。Outlook 97のオブジェクトは公開されていましたが、Outlook自体にVBAを搭載していなかったので、Outlookを制御するには他のアプリケーションから呼び出す以外に方法はありませんでした。しかし今回のバージョンでのVBA搭載により、Outlook自身でOutlookのさまざまな機能を簡単に制御できます。特に各種のイベントに対応した処理をVBAで記述できることが、一番の利点ではないでしょうか。他にも複雑な操作または繰り返しの多い操作を自動的に実行するマクロなどを作成できますが、イベントに対する自動化が一番の醍醐味だと思うので、ここではその方法を紹介したいと思います。

★イベント

 Outlook 2000には、たくさんのイベントが発生しています。たとえば、新規メールの着信、フォルダの移動、メールの開封、ファイルを添付、アイテムの削除など、あらゆる操作がイベントとなって発生しているからです。
 このイベント発生時にこそ、VBAを使っていろいろな処理をさせることが可能です。たとえば、メモフォルダに移動するためにパスワードの入力を促したり、起動時にいつも最大化させたり、新規メール到着時に自動的に返信したりなど、その利用価値はさまざまです。ここで、各イベントについて詳細を説明するのは不可能なので(それだけで一冊の本が書けてしまうほどの数です)、いくつかの方法を例にあげて説明しましょう。要領が飲み込めたら、あとはあなたのセンス次第で、どんどん使いやすいツールに仕上げてみてください。