“プロジェクトA,情報システム部,開発2課,大野グループ”
を、「,」を区切りとして4つの要素に分解してみましょう(リスト3)。
リスト3:ひとつの文字列を4つの要素に分解する |
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リスト3の実行結果は、図4のようになります。
図4:ひとつの文字列が4つの要素に分解された |
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mySplit = Split(myData, ",")
をmySplit = Split(myData)
とすると、メッセージボックスには、要素1=プロジェクトA,情報システム部,開発2課,大野グループと表示されます(図5)。
図5:区切り文字を指定していないため、4つの要素に分解できていない |
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引数が長さ0の文字("")である場合は、全文字列を単一の要素として返します。返される値を格納する変数は、Variant型を用意します。また、返される配列のインデックスは常に“0”から始まります。
Split関数の構文は以下のとおりです。
Split(文字列[,区切り文字[,要素数[,比較モード]]])
必要な要素数を指定することができるので、リスト3のmySplit = Split(myData, ",")
に要素数を指定を追加して、mySplit = Split(myData, ",", 2)
とすれば、配列に「プロジェクトA」という要素と、「情報システム部,開発2課,大野グループ」という要素が作成されます。メッセージボックスには、要素1=プロジェクトA 要素2=情報システム部,開発3課,大野グループと表示されます(図6)。
図6:ひとつの文字列を第3引数に「2」を指定することによってふたつの要素に分解した |
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