■3.Excel VBAによるAccessデータベースファイルの操作

 Excelから、DAOを使用してAccessのデータベースファイルを操作するには、DAOに対する参照設定が必要になります。
 通常のExcel VBAでは、操作対象がExcelのオブジェクトに対して行なわれるように設定されています。その状態のままで、VBAのコードからDAOのオブジェクトを使用しようとすると、オブジェクトを参照できないというエラーが発生し、作成したコードを実行することができません。
 DAOを利用可能にするためには、[参照設定]でDAOを指定してやる必要があります(図2:Step1〜3)。この操作を行なうことで、VBAのコードをコンパイルする際に、問題なくDAOを参照できるようになり、DAOを使ったプロシージャを作成できるようになります。

図2:DAOに対する参照設定
 
   
 
VBEditorの[ツール]-[参照設定]メニューから、[参照設定]ダイアログを表示します。

   
 
[参照設定]ダイアログボックスにある、「参照可能なライブラリファイル」のリストをスクロールし、「Microsoft DAO 3.6 Object Library」にチェックを付け、[OK]ボタンを押します。Office 97の場合は、「DAO 3.5」を選択します。

   
 
これで、VBAからDAOへの参照が行なえるようになりました。オブジェクトブラウザからも、DAOの各オブジェクトとプロパティ、メソッドを調べることが可能になります。