DDJ日本版ホームページ
コンポーネントソフトウェアを実現する基礎技術COM/DCOMを理解する
COM/DCOMの鳥瞰的概説
COMはMicrosoftのコンポーネント技術である．オフィススイート製品からOLE，ActiveXなどの基幹技術，さらにはWindowsそのものまでがCOMをベースに開発されている．ここではCOMの基本的な考え方から，用意されているライブラリ，インターフェイス，プログラミングモデル，各種システムオブジェクトについてまでを鳥瞰的に解説する．
comdcom.zip
古山一夫
030
分散オブジェクト技術の諸問題とDCOMの現状
問題点も踏まえた分散オブジェクト技術DCOMの理解
DCOMやCORBAに代表される分散オブジェクト技術は，ネットワークを意識しなくてもよい 夢の技術として語られることがあるが，実際には他の分散技術と同様，万能の技術ではない．ここでは，最大限のメリットを享受するために，その特長と限界を把握する．
dcom.zip
萩原正義
061
ATLとIUnknownインターフェイス
マルチスレッドのサポートとIUnknownのさまざまな実装
ATLは，効率的で適切なスレッド対応COMクラスを実装するのに必要となる決まりきったコードを提供する．ここでは，ATLの心臓部ともいうべきIUnknownのさまざまな実装や，用意されている3種類のスレッドモデルクラス，さらにQueryInterfaceの実装などについて解説する．
George Shepherd, Scot Wingo
訳／小松伸行
077
Developer/2000，Web Application ServerによるOracleデータベースの活用
クライアント／サーバーからWebソリューションへ
今もっともホットなトピック，インターネット/イントラネット．中でもWebベースのシステムが面白い．Oracleが提供するネットワークコンピューティングのソリューションはどのようなものなのだろうか．Developer/2000 R1.5 ServerとWeb Application Server R3.0を探る．
酒井法雄
084
PCDN Webサイトに記事掲載
Designer/2000によるデータ中心の開発アプローチ
陳腐化しない情報資産構築のために
企業の情報システムの開発スタイルが，今までのウォーターフォール型からスパイラルフロー型に移行しつつあるが，システムを支えるデータベース層の開発には，理想像を見据えたデータ中心の開発アプローチが求められている．ここではDesigner/2000 R1.4を使った開発例を示し，Visual Basicのモジュールを生成する．
des2k.zip
福岡寿和，吉野未亜
091
PCDN Webサイトに記事掲載
第2回 ワールド・ワイド・ウェブ
最近，文化的な視点で捉えられることの多いユニコードだが，ここでは技術的な視点から見たときのユニコードの利点，多言語環境に対するNetscapeの構想，そしてその結果現れる近未来オフィス環境について語る．
Marc Andreessen
100
Scott Meyers Interview
“Effective C++”は，1992年の初版発売以来，米国のC++プログラマから絶大な人気を得ている．第2版の刊行にあたって，Amazon.comのインタビューを受けたScott Meyers氏は，新版で新しくした点，プログラマにありがちなミスを避ける方法，そしてC++のこれからについて語る．
Amazon.com
訳／安平文子
102
Java Studio 1.0／Java WorkShop 2.0
Java Studioは，JavaBeansの仕様に対応して作られたコンポーネントをビジュアルに接続してプログラムを開発するJavaプログラミングツールである．ユニークな外観を持つこのRADツールについて，Java WorkShopの新バージョンとあわせてレポートする．
Donald Kato
104
ユーザーインターフェイスデザイン
クライアント／サーバーからWebソリューションへ
Visual BasicによるWindows上の開発者にとって，UIの作成は苦労するところである．ここでは，Tabキーとグループに関わるコントロールの制約と，グループ内およびグループ同士の配置の基本的な考え方を解説し，WindowsのUIの理解につとめる．
ホットでクールなプログラミングラボ [6]
プロセスとマルチスレッド（その6：アプリケーションのデザイン）
実用的なマルチスレッドプログラムの作成は難しく，一般的なWindowsアプリケーションにおいてマルチスレッドの技術は十分に活用されていないといえる．今回と次回で，MDIアプリケーションのサンプルプログラムをMFCを用いて作成・デバッグすることにより，ドキュメント・ビュー構造を使う一般的なマルチスレッドプログラムについて概観する．
lab9712.zip
日向俊二
126
MFC実践プログラミング研究 [6]
もうひとつの再利用とギャラリの活用
Visual C++のギャラリは，ユーザー定義クラスの再利用の手段の他に，COMベースの再利用（ActiveXコントロールの再利用）の手段も合わせて提供している．今回はこのシリーズの最後のテーマとして，Developer Studioのギャラリが提供する再利用について研究する．
mfc9712.zip
柏原正三
135
C++Builderコンポーネントプログラミング [11]
コンポーネントの基礎（2）
前回からはじめた，C++Builderの開発の基礎をなすコンポーネントについての紹介の第2回．今回はビジュアルコンポーネントの基礎となる基本クラス，TControlのプロパティについて説明する．
cppb9712.zip
敷居隆
142
Have a Java Break! [21]
リソースとプログラムの国際化
リソースは，プログラムの動作に必要なデータをプログラム自体から分離したもので，ソフトウェアに柔軟性を持たせるための重要な機構である．Javaにおけるリソースの利用法を紹介しつつ，リソース利用の端的な例である国際化について解説する．
java9712.zip
佐藤 治
148
Javaの質問箱
署名付きアプレットの作り方は？
JARファイルは一種のZIPファイルで，デジタル署名する際に用いられる．今回は署名付きJARファイルの作成と，JARファイルを用いた，Javaセキュリティーシステムに制限されない特権アプレットの作成を試みる．
Cliff Berg 訳／
吉川 邦夫
154
Python入門 [6]
Python環境の日本語化
日本でも知名度が上がってきたPythonも，日本語が扱い難い点がネックになっている．今回はPython環境の日本語化を行い，これを基に日本語を使ったサンプルアプリケーションを示す．さらに，CによるPythonの拡張というトピックについても扱う．
pyth9712.zip
鈴木 純一，おみな
160
Delphiオブジェクト指向的応用プログラミング [3]
Delphiで作るオブジェクト指向業務システム（その1）
DelphiはRDBを効率的に扱うことができるが，GUI部品の構築と再利用のためだけにオブジェクト指向メカニズムが使われているのは，もったいない話ではないだろうか？ TComponentのストリーム化機能などVCLのOOPの世界をそのままフルに活用して，オブジェクト指向業務システムを開発する．
dobj9712.txt
店網正幸
171
Power++プログラミングソリューション [2]
データウィンドウによるデータベースアクセスの実際
Power++は，非常に強力なデータアクセス機能を備えた汎用言語ツールである．今回はPower++の特長のひとつであるデータウィンドウを使った，データベースプログラミングの実際について解説する．
秋月巌
179
JBuilderデータベースプログラミング [1]
JBuilderのビジュアル開発環境の使いやすさ
JBuilderは，JDK 1.1完全準拠のJava RAD環境である．このJBuilderを使ったデータベースプログラミングの連載がスタート．今回はJBuilderの特長の中でも特にIDEやウィザードを中心に解説する．
古川正寿
187
SQL AnywhereによるRDBプログラミング入門 [1]
リレーショナルを実現する正規化
Windows 95やWindows 3.1上でロースペックマシンでも軽く早く動くRDBが，Sybase SQL Anywhereである．このRDBを使ってデータベースプログラミングを基礎から学ぶ連載がスタート！
山口亮太
194
Little Script Pages [6]
miniSQLを使ったWebアプリケーションの開発（2）
mSQLを使ったWebアプリケーション作成の例として，スケジュール管理プログラムをとりあげる第2回．前回解説した連絡先（アドレス帳）に続いて，今回はスケジュール表の機能を紹介する．プログラム作成に使うスクリプト言語Liteの文法も簡単にまとめる．
lsp9712.zip
豊福 剛
202
επιστημηのオブジェクト指向的日常 [47]
続Orbixによる分散オブジェクト体験記
今回は引き続き“Orbixによる分散オブジェクト”の後編として，CORBA仕様には規定されていないOrbixの独自機能のひとつ“Smart Proxy”，そしてRogue Wave社のクラスライブラリ“ORBstreams.h++”について紹介する．
obj9712.zip
επιστημη
210
Al StevensのCプログラミング
McCarthy TeamworX：偉業への道
ソフトウェア業界における日程と品質の問題にはまったく進歩がない．日程は遅れ，予算は超過し，品質に妥協を重ねるのが毎度のことになっている．今まで，さまざまな解決法や，より優れたパラダイムへの移行などがことごとく無効だったことを自ら体験している著者が，今回参加したワークショップの効果を自信を持って語る．
Al Stevens 訳／
長尾 高弘
220
Column
PDCクリティカルレポート
永栄宏安
226
ランダム読書倶楽部
RingServerプロジェクトについて
中村 正三郎
230
窓際族の秘かな愉しみ [3]
計算機に科学はあるか？
細川 達己
232
わけわか [38]
プログラマの食卓
吉川 邦夫
234
本のアンテナ
Visual開発ツール，COBOLと2000年問題，XML
古田島義和
235
Developer's Interview
三井物産株式会社
236
Programmer's Program
Smithware I*net Data Server
238
NEWS & NEW PRODUCTS／セミナースケジュール……240
DDJJ MAILBOX……244
付録CD-ROMのご案内……246
読者プレゼント……248
次号予告／広告索引……250